市長との面談

私たち白井市心身障害児者父母の会は、年に1度市長と面談し要望書を提出します。

現市長は介護保険が施行された激動の時代に介護保険課長として現場の最前線で指揮を取り、また約6年前、障害者支援センターができる時には健康福祉部長として私たちの願いを聞き届け、今指定管理を受けているNPO法人が指定されるように、道筋をつけて下さった方です。
当初、指定管理の公募にあたっては「ちゃんとした社会福祉法人で実績がある法人が我々としては、一番安心できる。」と仰ってましたが、議論を重ねるうちに市内を拠点に活動し、当事者から熱い信頼を得ている法人が運営することが、地域の福祉向上につながると理解して下さったのでしょう。
とはいえ、どんなに行政が好意的でも議会では様々な意見がでます。
議員さんの中には残念ながら、未だに措置の時代から抜け出せずに色々意見を仰る方もいて、何かを作ることの大変さとともに市民を巻き込んでいく大切さを学びました。

市長との面談では、ここ数年の地域福祉向上のお礼を申し上げると「(先のNPO法人の)林さんがよくやっているから。」と何度もおっしゃっていました。
6年間で次々事業を拡大し、来月には市内初のグループホームが完成します。

多くの支援を必要としながらも、制度に取り残されがちな最重度の障害児・者と家族の生活も大きくかわりました。

以前、育成会の研修で「地域で熱意のある人が一人出てくると、その地域の福祉は変わる。」をいうお話を伺いましたが、まさに・・という思いです。